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社協の組織・財政

地域福祉活動計画

地域福祉活動計画のテーマ

 私たちの国は、急速な経済発展を遂げる一方で、少子高齢化、核家族化、ひとり世帯の増加などを背景として、地縁や血縁といった伝統的なつながりが弱まっていきました。こうした中で、地域での人と人とのつながり、地域への帰属意識が低下し、地域社会の脆弱化が進みました。「無縁社会」、「関係性喪失の時代」と呼ばれる理由がそこにあります。そして実は、今日の福祉課題の多くが、つながりの喪失、社会的孤立といったところから生まれています。
しかし、地域は人々が暮らす場であり、子育てや青少年の育成、防災や防犯、高齢者や障がいのある人の支援、健康づくり、そして人々の社会貢献や自己実現など、さまざまな活動の基本となる場所です。だからこそ、地域住民相互の交流や支え合いに期待するところは、とても大きなものがあります。
2011年(平成23年)3月11日、私たち日本は、未曾有の巨大地震を経験しました。一瞬にして「日常の暮らし」が失われました。2万人に迫る死者・不明者の方々には、衷心より痛惜の念を禁じ得ません。
しかし、多くの方々が、共に声をかけ合い、共に手を取り合って避難され、命を取り留められました。ご近所の人のことを家族と同様に心配する人がいたこと、自分のことを気にかけてくれる人がいたことに気づかれ、普段は意識せずともそこで暮らしている地域の一員であったことを、助かった人の誰もが認識されました。
自分の家族だけでなく、ご近所付き合い、人と人とのつながりも含めて、「日常の暮らし」と言えるのではないでしょうか。そしてそこには、普段は目には見えない、口には出さない大切な「絆」というものが背景にあるようです。しょせん私たち人間は、ひとりきりで生きられるはずはなく、人と人との「絆」の中でこそ「日常の暮らし」が営めることを再認識しました。私たちは、こうした気づきを財産として、後世に残していかなければなりません。
世帯が小規模化し、ライフスタイルが多様化している今日にあって、昔の伝統的な共同体がもっていた強制感・義務感を伴う「地域の掟」といったようなものを当てはめることは、決して適切ではないでしょう。現代を生きる人々の気質や地域の風土に合う、ゆるやかで、しかししなやかな、かつ強固な地域のありようが求められているように思われます。
そうであるなら、まずは、隣近所のふれあい活動から始めていき、おたがいに心と心を通わせ、助け合い、支え合っていくことのできるつながりを、意図的に地域社会の中につくっていくことができないものでしょうか。今日期待されている「新たな支え合い」とは、こうした住民の意図的なつながり合いによる支え合い活動に他ありません。
こうした観点から、地域福祉活動計画の理念を、「地域でつながり 共につくろう 笑顔あふれる福祉のまち しゅうなん」としました。


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